Friday 22 November 2013

Souvenir ≠「お土産」

日本語ネイティヴの英語学習者が誤解していることの多い単語の一つが souvenirです。
最近の英和辞書では「記念品」という訳語を最初に載せてから、次に「土産」と書いてあることが多いのですが、いずれにしても日本文化における「お土産」と英語の souvenirは大幅に違うということを押さえておく必要があります。

souvenir: an object that you buy or keep to remind yourself of a special occasion or a place you have visited
[LDOCE: 太字は筆者]

つまり、ご近所や職場などへの義理で買って渡すことの多い「お土産」とは違い、
souvenirは主に自分への記念になるもの、家族や友人への手みやげは gift
『ユースプログレッシブ英和辞典』
ということになります。

また、"souvenir from A"という表現を使う場合、Aの部分に入るのは「訪れた場所や特別な出来事」です:

  • a souvenir from (a day trip to) London: ロンドン(への日帰り旅行)の記念品
  • a souvenir from my NFL carrier: 私のNFL(アメフト)人生の記念となる品

「友人からのお土産」という意味で a souvenir from a friend of mineとは言わないので注意しましょう。(そう言いたいなら "a gift from a friend of mine")

一方で souvenir shopは、「現地の記念となる品物を売る店」という意味で「土産物屋」と訳して問題ないだけに、日本語ネイティヴにとってはややこしい話なのですが…(-ω-;

☆Here is the Path to Wonderland★

自分には souvenir
他人には gift (present)