Wednesday 3 June 2015

Identity問題

堂々と「師」を名乗り「指導」しましょう

本物の英語教師 Hirohitoの生徒は、特に Skypeレッスンでは生徒の方が年上ということがまだまだ多い。
それでも、授業内=英語指導の場面においては当然こちらが「師」であり相手が「弟」である。その上下関係を打ち出していくことには何の抵抗も持っていないし、こちらから要求しなくとも、自然と「先生」と呼ばれる流れになる。
(その意味で、先生というのが単なる「先に生まれた存在」に過ぎないと捉えるのは間違いだし、教師としてはそのような存在に成り下がっていてはいけない。)

「師」とは「人を教え導く人」であり「技芸に通じた(専門の技術を持つ)人」。そういった identityを掲げ、その名に恥じない実力・パフォーマンスを見せてこそ、指導が成り立つ=生徒の実力を伸ばすことができる、と考えています。

こと、「教師・先生」という立場を自ら放棄するように、「友達と気軽におしゃべりする感覚で…」などと謳ったり、「英語(学習)コーチ・カウンセラー・コンサルタント・アドバイザー」等々というワケノワカラン肩書きを名乗り、「学習者と同じ目線で目標達成のために伴走します」と、もっともらしいことを言ったところで、本当の効果は得られないだろうな…とほぼ確信できます。

上記の立場は、生徒がもともと持っていた実力の上限まで引き出すことはできるかもしれない。しかし、その先の壁にぶつかった時、「(自分のいる場所・進んできた道)から引っ張り上げる」という視点がなければいけないのではないだろうか。

堂々と教師を名乗り、堂々と「上から目線」で、自分よりも学習段階として「下」の段階にいる生徒(そうでないのなら今すぐ廃業したほうが良い)を、少しでも自分の位置に近づけましょう。

■「教師」の身体感覚=アイドルと同じ

ステージに立つアイドルは、ファンに向かって「正対」します。最近は、アイドルとファンが直接触れ合う機会があったり、SNSを通じて間接的に直接やりとりができたり(←ややこしい)と、以前よりはアイドルといっても身近な存在として感じられるようになってきていますが、とはいえ「ステージ上の存在」であることには変わりなく、だからこそ人の心を動かし光り輝くことができるのです。

また、アイドルを目指す女の子にとっては、ステージ上で歌い踊るアイドルの姿こそが、最も大きな憧れの対象になっているのではないかと思います。

教師にとって、教壇はステージ

ステージ上で輝く姿を、生徒にも、将来教師を目指す後輩にも、存分に見せましょう。

☆Here is the Path to Wonderland★

「自分のレベルまで」引っ張り上げるつもりで指導しつつ、同時に「絶対に追いつかせない」というのが良いね♪